映画 インセプション 解説
映画インセプションが本日の日曜洋画劇場で地上波初放送!!
上映時間は160分は長すぎ、でもいたって内容は簡単です。
この映画はノーラン監督の『メメント』と同じく死んだ奥さんを求める男の執を描いた映画です。
今回は、それに「離ればなれになった子供たちとの生活を取り戻すしたいというテーマ」も加わっています。
クリストファーノーラン監督
バットマンビギニングや続編ダークナイトでもそうでしたが人間の心理を脚本上で3D化させることで
スクリーンの3Dではなく脳みその立体化ができる素晴らしい監督ですね
『インセプション』は2010年のアメリカのSFアクション映画で主演はレオナルド・ディカプリオ。
ディカプリオは製作にあたり、まず初めにキャスティングされたそうで、共演は日本が誇るハリウッド・スターの渡辺謙さん。
ディカプリオ演じるドム・コブは、人の夢に入り込むことでアイディアを“盗み取る”特殊な企業スパイ、
彼に、強大な権力を持つ大企業のトップのサイトーが仕事を依頼してきます。 このサイトーを演じるのが渡辺謙さん。
依頼内容はライバル会社の解体と、それを社長の息子ロバートにさせるようアイディアを“植え付ける”こと。
この“植え付ける”が映画のタイトル『インセプション』となっています。
レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙が共演したことで話題になった
映画インセプションがテレビで観れるのです。
インセプション(INCEPTION)の意味は、始まり、開始、発端ですが、
映画の中では
「植えつける」ちう感じのニュアンスで
インセプションという言葉を使ってます。
ドム・コブは古くからの仲間4人にサイトーを加えて作戦を決行。
ロバートの夢の中に潜入し、成功したかにみえましたが、ロバートは企業スパイに備えて潜在意識の防護訓練を受けており、護衛部隊を夢の中に投影させていたため作戦は難航。
インセプション成功にはさらに深い階層の夢へと侵入が必要になったコブたちメンバー。
ロバートの護衛部隊に加え、コブの罪悪感から生み出されたモルまでもが妨害を始めます。
ちなみにこのコティヤール演じるモルはラテン語で「悪」を意味します。
時間に追われる中、はたしてインセプションは成功するのか。
映画 インセプションはラストが衝撃的です。
物語は海岸で波打ち際に横たわるコブ(レオナルド・ディカプリオ)で始まる。彼が持っているのは拳銃と紡錘形の独楽(コマ)だった。年老いた姿のサイトー(渡辺謙)は、「私を殺しに来たのか…お前を見たことがある」と話す。
その後、シーンは変わり、コブ(レオナルド・ディカプリオ)と若返ったサイトー(渡辺謙)の会食シーンとなる。コブは「無防備となる夢で、アイデアを盗まれる危険性がある。盗られたくなければ、私を信用しろ」と説得するが、サイトーは「考えておく」と信じる様子ではなかった。実は、すでに彼らはサイトーの夢の中で話していた。コブはサイトーのアイデアをターゲットとして狙うが、亡くなった妻の投影の邪魔立てにより失敗する。
だが、そこはサイトーの夢の2階層目だった。1階層目の夢で、さらにサイトーのアイデアを盗もうとするが、夢だと気づかれてしまい、また失敗する。失敗を許さない雇い主から逃亡を図ろうとするコブ達だったが、サイトーがその前に現れる。
コブと相棒のアーサー(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)は、彼から仕事を依頼される。依頼内容は、ライバル会社の解体を目的とし、その競合会社の会長の息子・ロバート・フィッシャー(キリアン・マーフィー)にさせるようアイディアを"植えつける(インセプション)"ことだった。困難かつ危険な内容に一度は断るものの、妻殺しの容疑をかけられているコブは、犯罪歴の末梢を条件に仕事を引き受けた。
夢の世界を構築する「設計士」のアリアドネ(エレン・ペイジ)、他人になりすましターゲットの思考を誘導する「偽装士」のイームス(トム・ハーディ)、夢の世界を安定させる鎮静剤を作る「調合士」のユスフ(ディリープ・ラオ)をメンバーに加え、作戦を決行する。
作戦としては、ロバートの夢の第3階層にまで到達し、そこで「父親とは別の道、自分の思った道を進め(会社を解体しろ)」というメッセージを埋め込むというものだった。
飛行機に乗ったロバートを眠らせ、作戦は決行された。10時間のフライトであったが、夢は階層を重ねる毎に進む時間がゆっくりとなる。夢での1時間は、現実世界での5分である。第1階層では5日間、第2階層では1ヶ月、第3階層では半年近くになる。
コブ・・・レオナルド・ディカプリオ
アーサー・・・ジョセフ・ゴードン=レビット
サイトー・・・渡辺謙
ロバート・・・キリアン・マーフィ
アリアドネ・・・エレン・ペイジ
複雑過ぎ、矛盾だらけ!
でも映像は素晴らしい!
これがSFではなく、離婚して、親権を奪われた夫がもう一度家族とやり直しを求めて苦労する話なら、現代的ですが・・・。
奥さんは死んでいるし、子供たちとも長い間会っていないし、何が現実で何が幻想かわからなくなっていて、仕事人間の主人公は、迷路にハマったままなのです。
そして、そんな主人公にとって「幸せとは何か?」